今回やっとこさぽっぽ♂が捕まりましたが、実はその捕まえる前に
あまりの捕まらなさにむしゃくしゃしてポメラさんに書き殴ってた初ポケ擬人小話を載せてみる
出てくるのはジルとマスター「かげちゃん」
因みにウチのマスターは女の子です
初めてジルを動かしてみたが、ちょっとまだ手探りだな･･･
あ、因みに簡素な内容としては、ただの「ぽっぽ狩り」をシリアステイストにしてしまったというだけです（ぇ）
ではお暇つぶしにでもなれば幸いです

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「ぅがっ！」
「さぁて、仕上げと行きましょうかねぇ？」

小生はそう言って、目の前の翼の生えた男に手をかざした
我々にしか聞き取ることのできない音で、男の意識を混濁の闇へと陥れる

「マスター、準備の程は？」
「万端よ。ありがと、ジル」

小生より背も年齢も低い少女は、手にしていた赤と白のボールを投げた
ボールは横たわっている男にぶつかり、次の瞬間には男の体はボールの中へと消えていった
小刻みに揺れるボールを、ジッと見据える小生達
数秒ほどしたら、カチッという音がした
先ほどの男が、我々の仲間になったという事だ

「捕獲完了･･･今度の彼はどうです？
　アナタの御眼鏡にかなう人材ならば、いいんですけれどもねぇ･･･」

日没も近い、夕暮れ時
もし今捕まえた彼が、我が主の求めていた人材なら･･･
このまま夜になってしまっても小生も彼女も一向に構わない
･･･けれど、もし違っていたら･･･

「･････」

夕日に照らされた主の顔は、ここ最近見せる表情のまま･･･
アァ･･･また･･･

「･･･アナタの求める人材では、なかったようで･･･」
「････次、いくわよ」

そう言った彼女の表情に、焦りが垣間見えた
彼女が焦るのも、無理からぬ事
彼らを捕らえられる時間は、限られている
時間が過ぎてしまえば、次の機会はまた明日という事になる

「はいはい･･･お付き合い致しましょう？」

正直、こんな行為は無意味だ
仲間など、誰でもいいはずなのに
彼女達と出会った当初は、そう思っていた
そして一度だけ聞いてみたことがある

『何故そこまで、こだわる必要があるんです？』

この問いへの返答を、主はさも当然とこう答えた

『アタシの初めての旅だもの。
　自分が求めてるポケモンと、一緒に旅をしたいからよ。
　だからアンタを仲間にする時もかなーり時間かかったんだからね？』

そう言って、「頼りにしてるよ」と笑っていた
あの時の笑顔と言葉は･･･それまで小生が持っていなかった何かを与えてくれた
"大切な存在"という、掛け替えのないモノを

「さぁて･･･探しますかね、彼を」

我等が姫君を守る騎士にふさわしい、その人材を
彼等がいなくなってしまう夜になる前に

「早くお会いしたいものだ･･マスターの求める"クルートさん"とやらに･･･」
「ジル！」

また１人、騎士になり得る可能性を秘めた者が現れた
さて、この彼は･･･我々の求める"彼"なのか

「では、少々お手合わせ願いましょうかね」

夕闇に支配されつつある草むらの中
今日も時間が許す限り、彼の者が現れるまで･･･狩りは行われた

-----言い訳------
はい、とりあえずシリアス風？な感じですが、中身開けばただの「ぽっぽ狩り」です（笑）
ジルは表ではワタクシというが、独白の時や気分によっては小生と言う
ジルにとって、自分でなくてはいけないとか、必要とされる事は初めてで
誰でもいいわけじゃない、自分でなくてはダメなのだと言うマスターにさり気なく心許してるといい（笑）
食えない人物が唯一素直になるのはマスターだけっていうのも、いいと思うのは私だけか（お前だけだ）
ってか、乱獲シーンとかわけわかめｗｗ
なにぶん手探りだからなぁ･･･中々難しいな、ポケ擬人化小説･･･
ここまで読んでくださってありがとうございました！

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