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昨日書き溜めてた第5話!
とりあえず6話は明日UPしますぜ!!
サブタイトルにいたってはもはや何も言うまい



昔、まだ父が生きていた頃だ
あの頃は友達がいなくて、いつもいつもふてくされてたっけ
そんな時に、父がアタシに“あの子”をくれた
黄色と茶色のトラ柄模様の、青い目が愛らしいネコのぬいぐるみ
凄く嬉しくて、アタシはその子に名前をつけた

「ミィちゃん、よろしくね!」

もう死んでしまったアタシの父がくれた、最初で最後のプレゼント
大切な大切な、アタシの友達

「ミィちゃんだぁいすき!」

小さい頃の思い出と一緒に置いてきてしまった、大切なアタシのトモダチ




















「あの子は、アタシの・・・アタシの大切な子なの・・・!」 

アタシは2人に、アタシの知る限りの事を話した
あの子が父がくれたぬいぐるみで、アタシが小さかった頃の唯一のトモダチで
アタシが成長するにつれて、あの子の事を忘れていった事
別に話す必要はなかったかもしれないけど、気付いたら口が勝手に動いてた

「・・・亡き父の形見、か・・・想いが強い訳だ・・よほど大切にしていたようだな」

男はそう言って、懐からまたお札を取り出した
深緑に赤い文字が書かれたお札

「な、何をするの・・?」
「何って、決まっているだろう?」

男はその札を、勢いよく飛ばした
化け猫の・・・ミィちゃんの額目掛けて

『ぅ゛!?』
『っ・・・やっとかよ!おっせぇぞ零兒!!』
「悪いな、あまりの巨体と邪気だったもんで術式組むのに時間がかかった」
『ぐ・・・ぬ・・・』
「さぁ・・・そろそろおねんねの時間だぜ?クソガキ」

そう言うと同時に、男の傍に浮いていた札がミィちゃんを取り囲んだ
一体、何が始まるの・・・!?

無上甚深微妙法 百千万劫難遭遇 我今見聞受持
『ぐぶっ・・・!?ぎぃあぁ゛ぁぁ!!!』

男がお経のようなものを唱えだすと、黒い札からのような物が何重にもミィちゃんの体に巻きついていく
そしてそれと同時に、ミィちゃんの回りにある札を伝って・・・炎がミィちゃんに襲い掛かった

「や、止めて!お願いだから!!」

アタシは男の服を掴んで、止めてくれと頼んだ
助けてもらって、今更何を言ってるのかと思われても仕方ない
でも、あの子はただ・・・アタシと一緒に遊んでくれようとしただけなんだ
さっきも、アタシが一方的にあの子を恐がってただけで・・・あの子は何もしてない
アタシはあの子の事を忘れてたと言うのに、あの子はアタシをずっと想っていてくれた

「何でも、するから・・・だからあの子を殺さないでっ!」

アタシの言葉を聞いて、目の前の男は表情を変えずにミィちゃんを見据えたまま

「誰があの化け猫を殺すって?」

そう言って、指を鳴らした
その途端にさっきまで燃え上がっていた炎が、嘘のように掻き消えた
巨大な化け猫も、炎とともにその姿を消した
そして炎が消えた所に、蹲るようにいるボロボロの女の子

「っ、ミィちゃん!!」

アタシは一目散に女の子に駆け寄った
抱き上げたその子は、アタシを見て歪に笑った

『び、ヨ・・ちャ・・・』
「ミィちゃん・・・ゴメン・・・ゴメンネ・・・」

泣きながら抱きしめるアタシを、ミィちゃんは弱弱しく抱きしめ返してくれた
それが嬉しくて、この子がミィちゃんだと気付けなかった自分が許せなくて・・また泣いた

「感動の再開に水を差すようで悪いが、そこをどけ」

声とともに、カチャッという金属音がした
振り返ると、男が拳銃のような物をアタシに向けていた

「なっ・・・」
『そろそろそのネコちゃんも限界みてぇだし、早く退かねぇと・・・!!』
『ぅ、ぐ・・・ぐぬ・・・』
「!み、ミィちゃ」
『がががががががががぁあぁぁぁぁぁぁあ!!!!
「っ!!」

ミィちゃんの断末魔と共に、アタシは何かに吹っ飛ばされた
何とか体勢を立て直してミィちゃんを見ると、黒く塗りつぶされたような顔半分から黒い蔦のようなものがうじゃうじゃと出ていた
その蔦が、どんどんミィちゃんの身体に巻きついてく

「発芽しただと・・・!鬼螺!火烈!!」
『チッ・・・零兒!早くやれ!!!』
『ぐ、が・・・ががが・・・がぁあ゛ァアァァァァァ!!!!!』

両手足だけがさっきの化け猫みたいになった状態で、ミィちゃんは男に襲いかかった

「っ、ミィちゃん!だめぇえぇぇ!!!!」

アタシの声が届いていないのか、ミィちゃんはそのまま男に鋭い爪を向けた
けれど男は逃げるそぶりも見せず、拳銃をミィちゃんに向けて

「チェックメイトだ」

そう言うと同時に、パンッ!という音が鳴り響いた


・懺悔室・
-------------------
よくパンッという銃声で次回とか終わり方をするのが好きな影ノ虚です
さぁて、やっぱ戦闘らしい戦闘がなかったというね!ホントすみませんorz
とりあえずどうなる次回!(もう書き終わってんだろが)

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