例の絵版のネタ帳に描いた三人組のタイトル決まった！と序章書けた！
ので、載せてみる
全体的に血みどろはしゃーない、てか私の書く血みどろは血みどろと呼べないよきっと
直接的な表現はあまり好きではない、回りくどいのが好き、でも分かり辛いっすよね読み手が･･･！！！（ホントにな）
今回はひよりちゃんは出てこない、そしてひよりは名前かたかな表記でいく事にした（ぇ）
他2名もめでたく名前決まったよ！
本編は後々書こうと思う

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時の頃合は、草木も眠る丑三つ時
現代で言う、午前2時を過ぎた頃
月も、星すら見えぬ新月の夜の闇を照らす･･･繁華街のネオン
絶えぬ人足、楽しそうに会話を交わす人の声
まるでそこだけ、まだ昼間であるような賑わいぶりだ
けれど、そこからちょっと外れた裏通り
そこにあるのは、繁華街のネオンすら届かぬ･･･黒く塗りつぶされた、闇

「ごっめーん！今からそっち行くから待っててー；！」

そう言いながら女は携帯を切ってすぐに鞄へ入れ、そのまま走り出した
友人と約束でもしていたのか、はたまた遊ぼうと誘われたのか

（んもぉ！人多くてうっざいなぁ･･･あ、そーだ！）

女は近道も兼ねてか、すぐ脇にある裏通りへ続く路地へと入っていった
少し入っただけで、繁華街のネオンも届かない闇の世界
繁華街とは違って、蛍光灯の光すらない空間

「や～っぱこの時間だと人いなくていーわ～･････でも、ちょ～こわ～･･･」

そんな事を言いながらも女はそのまま路地を抜け、裏通りへと足を踏み入れた

「･･･？･･･何この臭い･･･鉄･･･？」

草木も眠る、丑三つ時
その時刻は、奴等が闇に蠢く時刻

「な、何か気持ちわ、る･･･！？」
『クすクス･･･あそボう、あソぼう？･･･美味しソうなおネえちゃン･･』

彼女は気付くのが遅かった
足を踏み入れたその場所が、今は”奴等”の領域である事に

「ひっ！い、いや･･やだ・・ぐがっ、あが・・っ」
『クスっ･･･くスクす、クスくす･･･』

繁華街の賑わいが遠く聞こえる、裏通り
楽しそうな賑わいに混じって聞こえる、何かが潰れたり千切れたりする音
それらの音がしなくなると、裏通りは静寂に包まれた
その静寂を破ったのは、ピチャッと水溜りを通る人の足音

「･･･少し、遅かったか･･･」

そう言って、足音の主であるその男は･･･水溜りの中心にあるモノを見た
赤黒く、ねっとりとした液体にまみれた･･･その物体
赤く染まった鞄、水溜りに浮かぶ千切れた布切れ

「つーか、こんな時間に此処に来る奴の気がしれねぇな！
　しかも女1人でって、猛獣の檻に自ら進んで餌になりに行くようなもんだぜぇ？」

そう言ったのは、野球帽を被った朱色の髪の少年だ
男の肩にしがみ付きながら、目の前の物体を見つめていた

「･･･まだ奴は近くにいるか、火烈（カレツ）」

男は自身の肩にしがみ付いている少年に、そう言った
火烈と呼ばれた少年は、辺りをゆっくり見回して

「近くにゃいねぇ････まぁこの濃い血臭と、奴の魔の瘴気のお陰で
　どこに向かったかは特定できるぞ？」
「ならさっさとしろ」
「それが人に物を頼む態度かよ、ったく･･･そう遠くねぇ。
　奴は来須庭園の方へ向かってるぜ？零兒（レイジ）」
「そうか･･･なら、早々に狩るとしよう･･･」

刹螺と呼ばれたその男は、少年と共に闇へと消えた

《さぁ･･･”闇狩り”の始まりだ》



・懺悔部屋・
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新作序章！とりあえずグロくはない、のか･･･？よくわからん！
とりあえず不気味なとかオカルトチックな感じが出てればいい

 

[2回]