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何もない、白い空間
私、僕は、俺は
いつ、どうやってこの空間へと来たのだろう
『この場所に留まりたいなら好きにしろ
逆に出たいのならば、歩き出せ』
白い空間に突如現れた巨大な黒い文字
けれどその黒文字は、瞬く間に崩れて無へと帰した
留まるか否かの答えは出すまでも無く、歩き始めた
でも、行けども行けども何も無い
一体どれくらい歩いたか
何の凹凸も無い、白い床を歩き
しばらく行けば、次は縦横無尽に伸びる白い階段
立ち止まってその階段の行く末を見ようとするが、どこまでもどこまでも続いていた
とりあえず、白い階段を上へ下へ上ったり下りたり
周りを見渡せど、景色は白い階段が見えるのみだ
けれど後ろを振り返ると、さっきまでいた白い床が遠くに見えた
進んでいないようで、一応どこかへは進んでいるようだ
しばらく上り下りを繰り返すと、階段の向こうに再び白い床が見えた
さっきいた白い床ではなく、別の床であった
その証拠に、さっき歩いた床には無いものがそこにあったからだ
いつ振りに目にするかは定かではない、白以外のモノ
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫
白いキャンバスのようなこの空間に存在する、七つのドア
ドアがあるというのに、そこに壁は存在しなかった
ドアの後ろにまわれば、そのドアの後ろが見えた
このドアは、出口ではないのだろうか
『さァ、好きなドアを選びなさい』
今度は白い床に、黒い文字が浮かび上がった
選べというのは、ドアを開けろという事なのか
開けた所で、何処かへ繋がっていない事は明白だ
だってこの七つのドアは、すべてただそこにあるだけなのだから
けれど実際、開けて確かめた訳ではないわけで
もしかしたら、このドアを開ければ出口に通じているかもしれない
なぜかそう、思えた
まるで虹を思わせる、七色のドア
どのドアを選んでも同じであろうと、とりあえず青のドアのドアノブを握った
『止マヌ雨振ル水溜リ』
ドアノブを握った途端、ドアに現れた黒い文字
ソレがどういう意味かは、開けてみれば分かる事で
ゆっくりとドアノブを回し、青のドアを開けた
ナナイロノドア
~白イ部屋~
目の前に広がる景色は、全てが全て青だった
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